中小企業診断士の資格を取るべく、過去問の勉強中。
1問ずつ問題を解いていきますが、間違ったところがあればコメントいただけるとありがたいです。
なお、問題は中小企業診断士協会の方で配布しているので載せません。
令和4年度 経済学・経済政策 第五問
概要
生産物市場の均衡条件を問う問題。
貯蓄意欲の高まりによって政府支出乗数がどういう影響を受けるか。
政府支出乗数
政府支出による乗数効果とは、需要1単位の増加により、GDPが何単位増加するかを示すものです。財政支出を追加的に1兆円増やしたときに、GDPが追加的に3兆円増えれば、財政支出の乗数は3となります。
※Googleの生成AIによる記述
算出方法としては以下のようになります。
政府支出乗数=1/(1-限界消費性向)
考え方
消費関数Cが以下のように変化。
before: C=10+0.8Y
after: C=10+0.75Y
0.8や0.75が「限界消費性向」にあたるので、式に当てはめると、
0.8の時 1/(1-0.8) = 1/0.2 = 5
0.75の時 1/(1-0.75) = 1/0.25 = 4
となり、政府支出乗数は低下する。
回答
上記の考え方から、正解はエとなる。